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ブログ人終了に伴う引越の顛末archives

[2015/01/12] ブログ人が終了。引越後の状況報告。


【関連記事】2014/08/30「NTTコミュニケーションズによる個人情報配信事故発生」
【関連記事】2014/05/24「ブログ人終了の仕方に怒、NTTコミュニケーションズのお知らせ文章にも怒。」

はじめに


biathlon.jpです。
2014年5月に遡るのですが、NTTコミュニケーションズが2014年11月でブログ人(ブログサービス)を終了すると発表したあと、速攻でNTTコミュニケーションズと引越条件交渉を始め引越を実行、新環境での運用開始してほぼ半年経過しましたので、状況を報告させて頂きます。

現在の運用状況


引越に伴うトラブルの発生は、NTTコミュニケーションズによるドメイン情報の誤配信という大トラブルが発生した1件のみ(NTTコミュニケーションズは解約後も迷惑をかける厄介なプロバイダです) ⇒ [詳細はこちら]

その他は順調に運用出来ています。運用に掛かる手間とコストは引越前と比べ両方とも削減しました。
(コスト比較を視て頂ければ分りますが、biathlon.jpはチープな環境で運用しています。)

【コスト比較】 
 
ブログ人使用時のコスト
OCNバリュープラン ⇒ 250円/月 ⇒ 3000円/年 (*1)
マイアドレスプラス ⇒ 300円/月 ⇒ 3600円/年
合計 6600円/年
ブログ人脱出後のコスト
レンタルサーバー ⇒ 300円/月 ⇒ 3600円/年 (*2)
ドメイン使用料  ⇒      ⇒ 2840円/年
合計 6440円/年(*3)
 
 
*1
インターネット接続契約は、2年前にOCNを解約。ブログ人を継続利用するためにバリュープラン契約に変更していた。
なお、OCNだと約2000円/月の接続料、現在使用中のプロバイダは約1000円/月の接続料。速度はやや遅くなったが、品質は安定していて、トラブルはOCNに比べて非常に少なくなった。

約2年間OCNとGMOを平行利用していて、サービスの品質についてはOCNはボロボロ。自分が巻き込まれ、ブログに記事としてアップしたトラブルだけでも下記の事例がある。

メールサーバーが4時間も応答しない
OCN会員のパスワードが根こそぎ盗まれたから再設定しろと連絡が来る
パスワードの変更を試みてもサーバーがパンクして応答しない
クラッカーに侵入された上、ウィルス駆除に失敗しウィルスソフトを残したまま運用
サービス復旧に時間が掛かり10日間も使えないサービスがあった
大規模障害発生で窓口に問合せが殺到してもユーザーを見捨てて窓口を終了してしまう

*2、*3
レンタルサーバーについては、既に運用中のサーバーに追加したため、実行上は追加の料金は発生していないが、比較のためサーバーをbiathlon.jpで占有した場合と比較してみた。それでもブログ人を利用するより安くなっている。

【運用の手間】
 
表示の制限
ブログ人では表示の制限(レイアウトやタグの制約)が多い。加えて編集に使用するブラウザに制限があるなど利用環境に制限があり面倒な事が多かったが、それが無くなり、手間が半減した。特に、作成後に表示の確認⇒修正の繰り返しが無くなった事が大きい。
HP編集用ソフトの導入
ブログ人でもHP編集用ソフトは利用する事は可能だったが、表示の制限やブラウザによる表示の違いなどが顕著だったため、十分にソフトの機能を使うことが出来なかった
SEO分析の機能強化
レンタルサーバーの機能になるがSEO分析機能の強化によるサイトの運営は、ユーザーの利用状況の把握や、リンク元など詳しい情報が取得可能となったため、サイト内のリンク切れや、サイト間の協力関係などの構築が可能になったなど、サイトの品質向上になっていると思う。数値化は出来ないですけど。今までは、ざっくりした情報しか分らなかったので、対応できるようになった事は評価したい。

機能向上


マイアドレスプラスから「biathlon.jp」を奪還したことによりに、DNSの設定に制約が無くなり、メールサーバーを始め複数のサーバーを立ち上げる事ができるようになりました。このため、目的別にサーバーを立ち上げ運用しています。(biathlon.jpは一般向けのサイト、関係者向けのサイトは別に運用しています。また、メールサーバを別に設けることにより、メールアドレスも制限なしに作成できる様になりました。)

さいごに


OCNブログ人がサービス終了に伴う引越に手間が掛かった事、NTTコミュニケーションズの不誠実な行動で窮地に追い込まれた(NTTコミュニケーションズによるドメイン情報の誤配信)以外は、引越後のトラブルは発生していない。結論から言うと、ブログ人の終了については、良い事の方が多かったと思う。しかし、NTTコミュニケーションズのブログ人終了のやり方が酷いため、多くのユーザーを失う(もしかすると敵に回す)事になったのでは無いだろうか?

失ったユーザーの信頼を数字にする事は難しいが、ネットの反応などをみる限りNTTコミュニケーションズの悪い評価が多く出て居る様だ。この状況でブログ人に続き「Page On」というHPサービスも終了と続いている状況をみるとNTTコミュニケーションズのユーザー軽視の方針にはブレはなさそうだ。今後、NTTコミュニケーションズの新サービスが発表されたとしても「突然ハシゴを外される危険性が高い」ので利用を控えた方が無難だと言いたい。

今回のブログ人終了に伴った、交渉の過程でマイアドレスプラスに縛られていたドメイン「biathlon.jp」の奪還に成功したのはすごい戦果だったと思う。「biathlon.jp」の奪還を果たして、OCNとの契約を全て解約する事も可能になった。NTTコミュニケーションズにとっても面倒なユーザーを追い払う事ができたと思うので、双方に利点があったと理解したい。