[2013/12/23]
ソチオリンピック バイアスロン競技日程と種目概要(ルールの概要)
バイアスロン競技に興味のあるかた向けに、ソチオリンピックの日程とルール(概要)をまとめました。ルールは国内で開催されるバイアスロンの大会と異なります。リレーが4人(国体は3人)だったり、スプリントが10km(国内4.5km)だったり...。 参考になれば幸いです。
※3月9日更新
2月6日〜7日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
バイアスロンの予定はありません
2月8日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
男子スプリント 井佐選手(71位)ペナルティー P1、S2
3.3km ⇒ 伏射(5発) ⇒ 3.3km ⇒ 立射(5発) ⇒ 3.3km
スプリント 短距離となってますが、走る距離は10kmです バイアスロンの距離感覚は陸上とはかなり違います。10km(1万メートル)で短距離って感覚です。
射撃は伏射⇒立射と2回(合計10発)の射撃があります。1発はずすと150mのトラック1周のペナルティーです。
スプリントは単独の種目でもありますが、スプリントの結果によって、後日開催されるパシュートのスタートタイムが決まります。トップから遅れたタイムが、そのままペナルティーとしてパシュートのスタート時間の遅れになります。スプリント上位60人がパシュートに参加できます。
個人的な意見ですが、距離10kmで射撃10発(1km毎に1発)なので走りを得意としている選手に有利な気がします。
2月9日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
女子スプリント
小林選手(81位)、鈴木芙由子選手(39位)、鈴木李奈選手(80位)、中島選手(68位)
2.5km ⇒ 伏射(5発) ⇒ 2.5km ⇒ 立射(5発) ⇒ 2.5km
男子とは走る距離が違います。スプリント上位60人がパシュートに参加できます。
2月10日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
男子パシュート(追抜きと呼ぶ人もいます)
2.5km ⇒ 伏射(5発) ⇒ 2.5km ⇒ 伏射(5発) ⇒ 2.5km ⇒ 立射(5発) ⇒ 2.5km ⇒ 立射(5発) ⇒ 2.5km
スタートがスプリントのゴール順に遅れてスタートです。(箱根駅伝の2日目の様なスタートです)
スプリント上位60人がパシュートに参加できます。個人的な意見ですが、距離12.5kmで射撃20発(0.625km毎に1発)なので射撃を得意とする選手に有利な気がします。
2月11日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
女子パシュート(追抜きと呼ぶ人もいます)
鈴木芙由子選手(32位)
(放送予定:NHK BS1 2/12 0:00〜06:50のどこか(録画))
2km ⇒ 伏射(5発) ⇒ 2km ⇒ 伏射(5発) ⇒ 2km ⇒ 立射(5発) ⇒ 2km ⇒ 立射(5発) ⇒ 2km
男子と走る距離が違います。
2月12日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
バイアスロンの予定はありません
2月13日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
男子個人20km(インディビジュアルと呼ぶ人もいます) 井佐選手出場(84位)
4km ⇒ 伏射(5発) ⇒ 4km ⇒ 立射(5発) ⇒ 4km ⇒ 伏射(5発) ⇒ 4km ⇒ 立射(5発) ⇒ 4km
一番長い距離を走ります。他の種目と異なり、ペナルティーは1発外すと1分加算されます。20kmで最大20分の加算になります。射撃の順番が他の種目と異なります(個人PSPS、マススタートとパシュートはPPSS)。
個人20kmの順位を元に後日開催される15kmマススタートの参加の可否が決まりますので15kmマススタートの予選という側面もあります。
2月14日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
女子個人15km(インディビジュアルと呼ぶ人もいます)
小林選手(68位)、鈴木芙由子選手(DNF)、鈴木李奈選手(80位)、中島選手(75位)
3km ⇒ 伏射(5発) ⇒ 3km ⇒ 立射(5発) ⇒ 3km ⇒ 伏射(5発) ⇒ 3km ⇒ 立射(5発) ⇒ 3km
男子と走る距離が違います。女子個人15kmの順位を元に後日開催される12.5kmマススタートの参加の可否が決まりますのでマススタートの予選という側面もあります。
2月15日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
バイアスロンの予定はありません
2月16日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
男子15km マススタート
3km ⇒ 伏射(5発) ⇒ 3km ⇒ 伏射(5発) ⇒ 3km ⇒ 立射(5発) ⇒ 3km ⇒ 立射(5発) ⇒ 3km
一斉にスタート(マススタートと言う)して、射撃のペナルティーは、150mトラックを周回します。
通常 個人+スプリント+パシュートの三種目の上位30名が参加する事ができます
2月17日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
女子12.5km マススタート
2.5km ⇒ 伏射(5発) ⇒ 2.5km ⇒ 伏射(5発) ⇒ 2.5km ⇒ 立射(5発) ⇒ 2.5km ⇒ 立射(5発) ⇒ 2.5km
一斉にスタート(マススタートと言う)して、射撃のペナルティーは、150mトラックを周回します。通常 個人+スプリント+パシュートの三種目の上位30名が参加する事ができます
2月18日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
バイアスロンの予定はありません
2月19日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
混合リレー
女子2人、男子2人の計4人のリレー
女子 ⇒ 女子 ⇒ 男子 ⇒ 男子 の順番
女子 2km ⇒ 伏射(8発) ⇒ 2km ⇒ 立射(8発) ⇒ 2km
男子 2.5km ⇒ 伏射(8発) ⇒ 2.5km ⇒ 立射(8発) ⇒ 2.5km
混合リレーはオリンピックと世界選手権くらいでしか観ることができないレアな種目です。リレーは+3発の予備弾を使うことができるため、標的5に対して8発撃つことができます。つまり、3発の失敗までならペナルティーは発生しませんが、予備弾は弾倉に収容されないため、選手はいちいち装弾しなくてはなりません。装弾は射撃姿勢を一旦解除するため、調子が狂ったり、弾をおとす場合もあり、意外とリスクを伴うものです。特に立射の時は影響が大きいと感じます(選手としての感想)。
2月20日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
バイアスロンの予定はありません。
2月21日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
女子4?6kmリレー 日本チーム 13位
各人 2km ⇒ 伏射(8発) ⇒ 2km ⇒ 立射(8発) ⇒ 2km
上記を4人行う。後走にタッチして引き継ぎとなります。 標的5に対して予備弾3を加えて、8発撃てます。そのため、ペナルティーはかなり痛いものとなります。
日本選手が参加するのはこの日が最後となります。
2月22日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
男子4?7.5kmリレー
各人 2.5km ⇒ 伏射(8発) ⇒ 2.5km ⇒ 立射(8発) ⇒ 2.5km
上記を4人行う。後走にタッチして引き継ぎとなります。 標的5に対して予備弾3を加えて、8発撃てます。そのため、ペナルティーはかなり痛いものとなります。
日程上は22日が最終日となりますが、男子リレーに日本のチームは参加しません。
2月23日 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
バイアスロンの予定はありません。
※選手の参加種目につきましては、日本バイアスロン連盟より情報提供をいただきました。
御礼申し上げます 日本バイアスロン連盟HP ⇒ http://biathlon.or.jp